浴室タイルの張り替えリフォームの費用はどれぐらい?
築15年を過ぎたあたりから浴室のタイルの目地汚れやヒビ、隙間が気になっておられませんか?
浴槽には問題なく、まだまだ使えそうという場合や、タイル張りのデザインを気に入っているという場合は、タイルの張り替えによるリフォームを検討されるかもしれません。
では、浴室タイルの張り替えリフォームの費用はどれぐらいかかるのでしょうか?
●浴室のタイルを全面張り替える費用は15〜20万円が相場です。
●張り替えではなく部分補修も検討してみましょう。
タイルは部分ごとに張り替えられるのがメリット!
既存のタイルを撤去して新しいタイルに張り替える場合、床部分は2〜3万円、面積の広い壁部分は12〜16万円が相場で、浴室全体を張り替える場合は15〜20万円を目安にすると良いでしょう。
機能付きのタイルやサイズによっても材料費がかわるので、タイルも数種類選び比較してみると良いでしょう。
加えて、タイル表面だけでなく、下地までひび割れが発生していたり、壁や床の内部まで水が浸透していたりする場合は、単純に張り替えるだけでは内部で腐食が進んでしまいます。
既にこのような問題が発生している時は下地の補修工事も必要となるので、リフォーム費用は50万円以上かかってしまいます。
しかし、一体化で部分的なリフォームが難しいシステムバスに比べ、タイルは部分的なリフォームが可能なので、床と壁を分けて張り替えることが出来るというメリットもあり、タイルのグレードを分けたり、部分的な張り替えリフォームをしたりすることで費用をおさえることも可能です。
補修という選択肢も!
タイルの浴室だから、全面張り替えしかリフォーム方法がない、というわけではありません。
将来システムバスを検討しているものの、今はとりあえずタイルのひび割れを直したいという場合には、張り替えではなく部分補修も選択肢にいれることは賢明です。
目地補修やひび割れ補修など下地に影響していない部分的な問題であれば、補修でも充分処置ができます。
しかも、2〜3万円で出来るので、費用的にも張り替えに比べ半分以下の金額におさえられます。
しかし、張り替えリフォームも部分補修も人件費はほとんど変わらないので、特にシステムバスにリフォームする予定がなく今後も在来工法のタイルの浴室を保ちたいという場合には、部分的な補修を繰り返すより、一気に全面張り替えリフォームをした方が長い目でみると、安くリフォームが出来るかもしれません。
まとめ
浴室全体のタイルを張り替える場合のリフォーム費用の相場は15〜20万円です。
タイルのメーカーやグレード、サイズによっても費用が異なってくるので、タイル選びも費用に影響する重要な部分です。
また、全面張り替えでなく部分的な張り替えや補修で充分処置でき、費用も断然お得にリフォーム出来る場合もあるので選択肢として忘れないようにしましょう。
現在の下地を含む浴室の状態や築年数、今後の浴室に求めることなどを念頭においたうえで、張り替えにすべきか、補修でも充分なのかを検討して下さいね。