浴室のリフォーム費用は一戸建ての場合どれぐらいかかるの?
マイホームを建てて数年経つと、劣化した部分のリフォームに加え、水回りのリフォームを検討される方も多いのではないでしょうか?
そろそろ浴室のリフォーム時期かな、と思っているものの、浴室リフォーム費用の相場が分からないという方も少なくないかもしれません。
そこで、今回は一戸建ての浴室リフォームの費用や、その違いが出るポイントについてご紹介したいと思います。
▼お風呂のリフォーム特集!▼
まずは浴室の種類を知ろう!
浴室には大きく分けて2種類あります。
一般的にタイル貼りの床と壁に浴槽を設置してある「在来工法」の浴室と、床・壁・浴槽が一体型、ユニットになっている「システムバス」の2種類です。
現状の浴室がどちらのタイプなのか、そしてリフォーム後にどちらのタイプにしたいかによってリフォーム費用が変わってきます。
例えば、既にシステムバスの浴室を新しいシステムバスに交換するのであれば、50〜100万円が相場です。
一方、現状が在来工法で浴槽のみを交換する場合は50万円以内ぐらいですが、在来工法からシステムバスに交換するなら、100万円以上かかることが一般的です。
同じ一戸建ての浴室でも、現状の種類によってリフォーム費用が違ってくるので、見積もりを取る際や、ネットで検索する際には、条件を確認したうえで比較するようにしましょう。
メーカーとグレード、サイズで異なる価格
浴室の種類に加え、システムバスへのリフォームの場合は、メーカーとグレード、浴室のサイズによって本体価格は大きく異なります。
例えば、TOTOのサザナのグレードはスタンダードシリーズからハイグレードのプレミアムHGシリーズまでは7タイプあり、同じ1坪サイズでも、グレードによって本体価格は75万円〜146万円と、倍ちかく違ってきます。
勿論、サイズが大きいと同じグレードでも高くなります。
そのため、ハイグレードの1坪サイズと、グレードを下げた1.25坪サイズが同じぐらいの価格になることもあります。
メーカーのショールームなどに足を運んで、好きなメーカーやグレードをみつけることや、今の浴室に入るサイズと予算を比較しながら決めていくことが重要です。
まとめ
一戸建ての浴室リフォームは、既存の浴室の種類が在来工法か、システムバスかによって、そしてどの種類にリフォームしたいのかによって費用が変わります。
在来工法の場合、浴槽取替のみは50万円以下ですが、システムバスへのリフォームは100万円以上が相場です。
システムバスの交換であれば、メーカーやグレード、サイズによって50〜150万円と開きがあります。
ある程度の条件や好みを絞り込んだうえで見積もりをとり、比較することをおススメします。
浴室をリフォームするならTOTOと言われる理由は?
数ある浴室メーカーから満足のいくメーカーを選ぶのは一仕事ですよね。
やはり、ここはプロの意見を!と思いリフォーム業者に提案してもらうと、いくつかのメーカーに絞り込んで紹介されるかもしれません。
その中でもTOTOを紹介するケースは多いようです。
では、浴室をリフォームするならTOTOと言われる理由は何でしょうか?
TOTOのシステムバスは納得の機能が充実
リフォームをするからには現在抱えている浴室への不満や悩みを解決し、快適な浴室になることを願うものです。
現在、在来工法の浴室の場合、問題といえば、浴室が寒いことや滑りやすいタイルの床、掃除のし辛さが挙げられるかもしれません。
その点、TOTOのシステムバスは断熱効果の高い魔法ビン浴槽やほっカラリ床、掃除のしやすいデザインや機能が標準仕様になっているシステムバスが多く問題を解決してくれる機能が充実しています。
リフォーム業者によって大幅な値引きが可能!?
実は各メーカーのシステムバスはリフォーム業者によって値引き率が違うということをご存知でしょうか?
TOTOのショールームやカタログに記載されている商品定価の50%以上の値引き率で入れることが出来る業者もあります。
この違いは、リフォーム業者の規模や知名度に関係なく、業者とメーカーさんの付き合い度が関係しており、取扱量が多い業者であれば、値引きも利きます。
TOTOは古くからあるメーカーですし、サザナなど人気商品も多く抱えているため、TOTOをメインで使っている業者が多くあります。
他のメーカーに比べ値引き率が高いため安く、しかも機能やデザインも多いTOTO商品を勧めるケースが多いようです。
TOTOの浴室を選択肢に入れておられる方は、数社から見積もりをとることで、最大限に安くリフォームが出来るというメリットがあります。
まとめ
TOTOのお風呂は、既存の浴室が抱える問題を解決できる機能が備わっています。
断熱効果が高く、お掃除のしやすいTOTOでリフォームすることで、問題を解決し、リフォームをしたという実感や満足感を最大に得られるシステムバスが揃っているという事です。
またTOTOは、業者によってメインで使っているメーカーというところも多く、値引き率が高い傾向があります。
そのため、他メーカーと比べ安くリフォームが出来るというメリットがあります。
他にもTOTOには、リフォームしたいと思わせる魅力がいくつもあります。
システムバスを選ぶ際には問題を明確化して、ニーズに応じたお風呂をみつけて快適な浴室を目指しましょう!
浴室リフォームで補助金が受けられるってホント?!
リフォーム工事には、国や地方自治体から補助金が受けられる支援制度があります。
では、浴室のリフォームにも当てはまらないのかと思われるかもしれません。
浴室リフォームで受けられる補助金はあるのでしょうか?
浴室リフォームの目的が大事!
単純な浴室リフォームに関して補助金が受けられるということはありませんが、リフォームの目的によっては地域によって補助金対象になる場合があります。
例えば、高断熱浴槽の設置や省エネ給湯器を設置した場合、節湯水栓の設置など、省エネ効果の高い浴室リフォームをした場合、エコリノベーション(省エネ改修)補助制度の対象として補助金を出している地域もあります。
リフォーム費がお得になるだけでなく、環境にも優しく、電気代や水道代の節約につながるリフォームになるので、エコリノベーション制度の対象地域であれば、積極的に活用することをおススメします。
浴室のバリアフリーリフォームなら補助金あり!?
要支援や要介護1〜5に認定されている方のために自宅を介護改修する場合、介護保険制度によって補助金が受けられます。
これは、浴室リフォームにもあてはまり、洗面所と浴室の段差をなくすリフォームや手摺を取り付けるリフォーム、床材を滑りにくいものに交換するなどのリフォームであれば、上限20万円以内でリフォーム費用の9割を補助してくれます。
介護保険による高齢者住宅改修用助成制度を利用するのであれば、ケアマネジャーや福祉住環境コーディネーターといった資格をもった人による調査や手続きが必要となります。
リフォーム業者によっては、資格保有者が在籍していなかったり、手続きになれておらずスムーズに打ち合わせできなかったりする場合もあるので、バリアフリーリフォームの実績がある業者にリフォームを依頼するようにしましょう。
まとめ
現在、国として浴室リフォームで補助金制度の対象になっているのは、バリアフリーリフォームです。
介護認定を受けている方のための浴室リフォームであれば、積極的に活用しましょう。
そのためにも、バリアフリーリフォームの経験が豊富で、しっかり説明や手続きを行ってくれる業者に依頼することが重要です。
また、地域によっては省エネ改修制度など、補助金制度の対象となる場合もあるので、リフォーム業者に地域が取り組んでいる補助金制度がないか確認してみましょう。
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浴室のリフォームでタイルを張り替えると費用はどれぐらい?
在来工法の浴室の多くは壁や床にタイルが使用されています。
耐久性が高くカラーも豊富でデザイン性が高いことからも、システムバスが普及する前は、タイル貼りが浴室では一般的でした。
そんなタイルの張り替えリフォームをする場合、費用はどれぐらいかかるのでしょうか?
タイルや補修次第でコストアップ!
在来工法の浴室(1616サイズの場合)で、タイルの張り替えリフォームをする場合を考えてみましょう。
一般的なタイルの張り替えリフォームの工事費の内訳は、下記の通りです。
- 既存タイル解体撤去費用:5万円程
- 新規タイル材料費:7〜10万円
- 張り替え施工費用:5万円〜8万円
合計で15〜20万円となります。
加えて、タイルの種類が滑らない加工が施されているものや、サーモ機能付きのもの、目地のサイズによってグレードがあがり高くなります。
また、配管や下地に問題があれば、張り替えの際に下地の補強といった施工によってプラス3〜10万円必要となります。
一括見積もりサイトで相見積もりを!
浴室リフォームの施工費用は会社によって大きく変わるということはないかもしれませんが、タイル貼りの浴室からシステムバスに変えることを強く勧めようとするリフォーム会社や、タイルの選択肢が少ない会社があります。
また、システムバスなどのメーカーであれば値下げできる会社も、タイルに関してはそれほど値引きが出来ないというケースもあり、会社によってリフォーム費用が違ってきます。
ですから、タイルのデザインや種類の選択肢を広げるために、また貼り方のデザインを提案してもらうために、そして何よりも適正な費用で浴室リフォームをするためには、数社から相見積もりをとって、しっかり比較するようにしましょう。
まとめ
1616サイズの浴室でタイルの張り替えリフォームをする場合は、既存タイル解体撤去費+新規タイル材料費+張り替え施工費で、15〜20万円が相場です。
選ぶタイルの種類によって、また下地の補修が必要であれば、リフォーム費用は高くなります。
また、リフォーム会社によって浴室の提案力や、値引き率が異なります。
一括見積もりサイトを利用して数社から見積もりをとり、しっかり比較したうえで契約するようにしましょう。
浴室リフォームでタイル張りからユニットバスに交換する時の注意点
タイル張りの在来工法の浴室をユニットバスにリフォームしたい、と検討しておられる方は、どんな点に注意してユニットバス選びやリフォームをすべきでしょうか?
見積もりを取る前に確認しておきたい注意点をご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ただ綺麗になるリフォームは勿体ない!
タイル張りの在来工法は古いから、今どきのユニットバスに!という思いのみでリフォームの話を進めてしまうと、せっかくリフォームするのに損してしまいます。
なぜならユニットバスは、メーカーやグレードによって機能やデザインが異なるからです。
見積もりをとる前に、現在のタイル張りの浴室に対する不満点や問題点を整理しておきましょう。
問題点が明確であれば、数あるメーカーやユニットバスの中から最適なものを絞り込んでいくことが出来ます。
また、ユニットバスの耐用年数、15年を念頭に入れておくことも大事です。
家族構成や年齢など、今後の家族の15年間を考えたうえで、浴槽のサイズや高さ、手摺の位置などを決めていくことも大事です。
タイル張りとユニットバスの良さを比較できる業者選び!
ユニットバスの床パネルには、冷たく感じない機能や水はけの良いもの、お掃除が楽なものなど、効果的な機能がついているものが増えているため、魅力的に感じるのではないでしょうか?
しかしユニットバスの床材や壁材は、色やメーカーを選べても、浴室が一体化になっているため選択肢は少なく、床や壁だけの素材を選べるものは、ほとんどありませんし、サイズも規格が決まっています。
その一方でタイル張りは冷たく掃除がし辛いというデメリットがあるものの、素材やデザインを床や壁それぞれ個別に選択することができ、サイズも浴槽や室内に合わせて自由に作ることが出来るという良さがあります。
タイル張りにもユニットバスにもそれぞれのメリットやデメリットがあるので、ユニットバスにリフォームすることが一番良いと考えるのではなく、よく比較してリフォームの目的を考えたうえで検討しましょう。
その点で、どちらのメリットやデメリットも伝える事ができ、提案力があって親身になって相談にのってくれる業者を探すことは重要です。
1社だけ見積もりを取っても、良い業者かどうかを判断することは難しいものです。
数社から見積もりをとり、納得できる説明や提案をうけたうえで契約する業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
浴室のリフォームで、タイル張りの在来工法からユニットバスに変える場合は、ただ新しくするというだけでなく、現在抱える問題点などを明確にしたうえで、解決策となる機能やサイズを兼ね備えたユニットバスを選ぶようにしましょう。
また、現在だけでなく今後の家族の年齢や必要も念頭に置いた選び方も重要です。
そもそも、ユニットバスにすべきかどうか、タイル張りの良さと比較すること、説明をしっかり受けることも忘れないようにして材質や業者選びを慎重にしましょう。
浴室のリフォーム前にメーカーショールームに行くべき!?
浴室のリフォームを決め、メーカーホームページやカタログを取り寄せて、どの商品が良さそうか検討しておられるところかもしれません。
もう商品は決まっていますか?
既にメーカーショールームには足を運びましたか?
もし、まだショールームに行っていないという方は、商品を決めてしまう前にショールームにいくことをおススメします。
今回は、浴室のリフォーム前にショールームに行くべき理由をご紹介したいと思います。
ショールームを利用してイメージを明確化
カタログや図面では、浴槽の高さ、洗い場の広さ、窓やドアの位置や高さ、色の組み合わせなど、リフォーム後をイメージするには限界があります。
その点、ショールームには現物が置いてあるので、イメージを明確化することが出来ます。
実物を触って見ることが出来るだけでなく、大抵のショールームには3Dのシュミレーションソフトがあり、色の組み合わせを数分で見せてくれるのでデザインコーディネートもすぐに確認できます。
また、メーカーショールームの中には展示だけでなく、予約をすれば実際にお風呂に入って体感できるところもあります。
ぜひ、ひとつのメーカーだけでなく、幾つかのメーカーのショールームを巡ってみて下さい。
ホームページやカタログだけでは分からない良さを発見することが出来ますし、商品コストを比較し抑えることが出来るかもしれません。
ショールームならではの特典を楽しもう!
ショールームに足を運ぶことは、リフォーム後のイメージをより明確にするだけではなく、他にも特典を得ることが出来ます。
例えば、来場記念にお風呂のお掃除キットをプレゼントしてくれるところや、来場特典として商品を値引きしてくれる場合もあります。
安い商品を売りだすイベントの情報を教えてくれる場合もあり、リフォームの時期を検討する点でも効果的です。
個人的に行くのも良いですが、リフォーム業者と一緒にショールーム巡りをすれば、各リフォーム業者がどれだけ値下げできる力があるのかもわかりますし、その場で
値下げ交渉やオプションをつけてもらうこともでき、打ち合わせがスムーズに行えるというメリットもあります。
まとめ
カタログや図面だけでは、分かり辛い寸法や使い勝手があるので、実物が展示してあるショールームに足を運ぶことは効果的です。
イメージを明確化することが出来ますし、各メーカーを比較して希望にあったシステムバスを見つけることも出来ます。
ショールームだけのプレゼントや値引きといった特典もあります。
毎日使うことになる浴室だからこそ、実物を見て、触って、体感して、イメージを明確化にしておくために、ショールームを活用することをおススメします。